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どうもごきげんよう。
サラリーマンブロガーのエレファント・シンスケです。
僕は両親と何度喧嘩したかは数えきれない。
大手を辞めるときも親に相談せずに上京し、自分のやりたい道へ突き進んだ。
退職の書類関係が実家に届いたときは、烈火のごとく怒られた。
■なぜ辞める前に親に相談しなかった
■せっかくここまでコツコツ勉強して入れた大手なのに勿体ない
■何のために大学院まで行ったのか
とても悔やんでいた。
東京にいるときは、何度も両親や姉から電話がかかってきた。
しかし、当初の僕は全部聞き流していた。
心を閉ざして親との距離を取っていた。
父が死ぬ前に叔父に残していった言葉
僕は父の事を思い出すと、いつも涙が止まらないんだよね。
僕の父は、2017年03月に癌で亡くなった。
父は僕が大手を辞めて、東京に行ったことを大いに悔やんでいたそうだ。
なぜなら、父は僕が大手で働いているサラリーマンであることを誇りに思っていたからだ。
僕が大手へ入社した時は、
「あいつはよくやった」
「この不景気の中よく入社できた」
滅多に褒めない父が僕のいないとこで親戚にそう話していたみたいだ。母親から聞いた。
そして、父が癌との闘病生活の時、僕は東京にいてほとんど顔を合わすことができなかった。当初は、福岡に帰省するためのお金もなく、その日暮らしの毎日だったからだ。
亡くなるどれくらい前か分からないが、父の兄である叔父に対して、父がこう言ったそうだ。
「なあ。慎介は何で東京に行ったんかのお。俺の教育が間違っとったんかなあ。あいつは全然俺に相談してこんけん、なかなかこっちからも聞かれんけんのお。ほんと、俺にはどうすることもできんけん。兄貴、俺がおらんくなったら、あいつの相談聞いてやってくれの。。」
父の葬儀が終わり、帰り際に叔父からそう聞いたのだ。この時、僕は大きな声で泣き叫んだ。
福岡に戻り経済的自立することを決意
父は、直接僕に説教するタイプではなかった。何かあれば、母親を通じて父からの伝言を僕に伝えるスタンスだった。
生前、父からいつも直接言われてたことは
「とにかく、奥さんを悲しませるな」
であった。
結婚して家族を持つと社会的責任が自分に加わる。自分の都合ばかり考えてはいけない。
父からの言葉が僕の心に重くのしかかった。
まずは経済的自立のため派遣社員から正社員に戻った。土地の関係で出費も軽減させたいため、住む場所も東京から地元福岡県に変えた。
正社員になっても、正社員以外からの収入を増やせばいい。
父の死を通じて、僕には絶対に成し遂げなければならないことがある。
■経済的自立
■社会的自立
■精神的自立
この3つだ。
どんなにキレイごとを言ってもまずは稼ぐ力がなくてはならない。稼ぐ力がなくては、大切な家族を守ることができない。病気になった時に医療費すら払うこともできない。親に援助してもらわなければならない。
僕は起業に専念するため、東京で派遣社員をやりながらネットビジネスやMLMに取り組んだけど、これってマジで家族を持つ人にはお勧めしない。稼げないうちは、生きるか死ぬかの毎日が待っているからだ。まだまだ20代前半で独身だったら、若さで何とかなるだろうけど、30過ぎて夢を見ることは、世間的にも年齢的にも厳しくなってくるのだ。
自分がやりたいことを突き通せばかっこいいってキラキラした風習があるけど、それってただの無責任だからね。独身だから好き勝手にやれることだってあるからね。
ちゃんと正社員になって安定した収入を確保し、経済的余裕を持ちながら自分のビジネスをやることが大前提。
親は誰よりも子供の幸せを願っている
親は何だかんだでいつも子供の幸せを願っている。子供の幸せを願い、どうすればいいか何だかんだ言ってくるだけなのだ。
僕の父は4人兄弟。最も兄弟想いだと父の妹である叔母も言っていた。
子供への愛情が強かった。全然口にはしなかったけど、家族に何かあると例え仕事中だろうが飛び込んでくるように、命がけだった。
何よりも子供のことを心配している。
親子であっても、自分が見てきたもの、与えられたもの、奪われたもの、全く違うわけだ。
過去の判断から自分にとって良かったものを、相手に与えるのは当然である。
親にとっての幸せと、子供にとっての幸せはまた別物。
自分が良かれと思ってやったことが逆に、親にとっては悲しい結末になることもある。
もちろん逆も然り。
子供に対して親が嬉しいことは
■健康で働いていること
■夫婦仲良く元気にやっていること
■顔を頻繁に見せに来てもらうこと
■誰にも迷惑をかけることなく自立していること
これだけなのだ。
亡くなった父と話すことはできないけど、父を失って気付かされることは多々ある。東京にいたときは話すことを避けてばかりだったけど、今は胸を張って父と話すことができる。
親が生きているうちに、まずは自分が自立する事なんだよね。
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