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どうもどうも、ごきげんよう。
エレファント・シンスケ(@yukihiro)です。
タイトル通り、僕はネットビジネスを始めるために高額商材を購入し、複数の銀行やクレジット会社から300万円の借金しました。
今でもサラリーマンをしながら、残りの借金を返している最中です。
おそらく完済するためには、サラリーマンの収入だけであと3~4年はかかる見込みです。
これまで、毎月12万円の返済をしており、その返済のためにさらに別の銀行やクレジット会社からお金をまた借りるという自転車操業をしていました。
しかし、司法書士の方に相談させていただき、「債務整理」という手段を使って、何とか多額の利子と毎月の負担を軽減させていただき、毎月6万の負担で済むようになりました。
今回の記事では、僕が借金をした経緯について具体的に書いていこうかと思います。
動画でも話してますのでどうぞ。
目次
借金をしてしまった経緯
僕がなぜ300万円の借金をしてしまったのかというと、会社から逃げたくてフリーランスとして生きたかったからです。
ちょうど、2016年の4月頃ですね。googleを使って
■ネット_稼げる
■楽して稼げる
■不労所得
こんなキーワードをひたすら打ち込んで、稼げるための案件を探していました。
そしてネットで引っかかったある企業(今は存在しない通称K)の案件
インフルエンサー(影響力を持つ人)になって、自由にお金を稼ごう!!
というテーマに目がくらみ、そのKが発信している記事や動画に夢中になっていったのです。
今思えば、こんなうまい話なんてないのですが、当時の僕には、動画に映っている成功者(かどうかは不明?)がとても魅力的に見えて、この人にいろいろ稼げる手段を教えてもらいたいと思ったのです。
高額商材をセールスするセミナーへの誘導
K株式会社が配信した対談では、最終的に高額商材をセールスするセミナーへの誘導をしてきました。
僕は完全にその対談の虜になっていたので、一刻も早く稼げるためにセミナーに参加したいと思ったのです。
現在僕は福岡県に住んでいますが、3年前は東京に住んでおり、ちょうどそのセミナーが東京と大阪の2拠点で開催されました。
自宅から電車で30分ほどの会場でしたので、これは奇跡としか言いようがないと思い込み、参加費5000円のセミナーに参加しました。
会場にはライブ配信で主演されていた成功者っぽい人が目の前に現れたので、その人を見るだけでワクワクしたものです。
動画マーケティングはここまで人を虜にするのかと、今思えば不思議な感じです。
セミナーで169万円の高額商材を購入
セミナーの司会者はとても話が上手で、最終的にバックエンド(高額商材)が169万円で販売をしてきました。
通常ならばこの膨大な金額を見た瞬間に会場を去るものですが、当時の僕はどんな手段でもいいから、起業して会社を辞めたかったのです。
僕はこの時貯金もなくて、169万円なんて出せるはずもないのですが、K株式会社のスタッフの方が、
という風に説明して、高額商材を買わせるように催促してきました。
まあ、こんな無茶な計画今考えれば、絶対に無理だと冷静に見れるのですが、当時の僕の頭はお花畑だったので、ホイホイと決済してしまったのです。
こうして僕は2016年5月からローン返済が始まり、焦る毎日を迎えるようになったのです。
ローンを組んでリスクを負わせて、行動に奮い立たせるのも1つの手かもしれませんが、そのような焦った状態で顧客に価値を与える余裕なんてありません。
借金をさせてまで商材を買わせるようなセールスマンにロクな方はいませんので、弱みを握られる前に関係を切る方が無難です。
人のことは何でも信じる性格がゆえに自分が分からなかった
僕は学生の頃、不良になったりグレたりすることもなく、一流企業に就職した方がいいという親の教えもあり、真面目にコツコツ勉強してきました。
親の言うことに対して一切反発することもなく、ただ言われたことをやるという性格でした。
そのおかげで、高校は進学校に通い、国立大学に進学し、大手企業に就職することができました。
この会社は特に行きたかったわけではなく、とにかく大手ならどこでも良いという考えでした。それで親が喜んでくれるならそれでいいという感覚で、「自分」というモノが無かったわけです。
しかし、最初の会社に入社してから、会社という組織で働くことを異常なくらい拒み始めたのです。
■頑張っているのにいつも先輩から怒られる
■一緒に仕事をする人間を選べない(嫌いな人と接しなければならない)
■疲れきった上司を見ることによる数年後の自分の姿の想像に愕然とする
仕事するという事自体は何も抵抗ないのですが、いつもピリピリしている嫌いな人と関わらなければならないという事がどうしても我慢できなかった のです。
人間関係に悩み、鬱病を経験したこともありました。
経験したら分かると思いますが、鬱病になると鬱病だという自覚はありません。トイレに行くにも布団から出れなくなります。
■なぜ毎日、怒られないといけないのか?
■なぜ、嫌いな人と関わらないといけないのか?
■なぜ会社に行くということが前提のなのか?
今まで素直だった自分が社会人になってから異常な程の反発心を覚え、周りの意見を聞かなくなりました。
どんな手段でもいいからフリーランスという立場が欲しかった
今まで、自分がどうなりたいだとか、会社に入ってからの夢など一切持っていませんでした。
「大手に行って安定した収入を得た方がいい」という親の教えを信じ切っていたため、自分の意思はなく与えられたレールを進んできたのです。
その結果、組織で働くことへの反発心が大きくなり、どんな手段でもいいからフリーランスになるための手段が欲しくなりました。
この時、ただ転職すればよかったのですが、会社で働くこと自体がNGというマインドでした。。
■とにかく嫌いな人に毎日、会わないようにする人生にしたい
■自分は社会適合者(思い込んでいた)だから組織には入りたくない
■今まで親の言う事を聞いてきたから、これからは自分の好き勝手に生きていきたい
これが一心でした。
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アムウェイをやるために東京へ
これはK株式会社で借金を背負う前の話に遡りますが、それ以前はネットワークビジネスであるアムウェイにも取り組みました。
自分がフリーランスになれるのならば手段を選びませんでした。長野県で就職できた大手企業を辞めて東京に環境を移したのです。
目的は、MLMであるアムウェイを東京の環境に移して活動するためです。(今、考えたらとても無謀なことです。。)
この時は、アムウェイで成功すれば自由になれるという「頭の中身はお花畑状態」でした。
結婚してから半年後の決断で、妻も最初は何回も反対しました。
最終的には大手を辞めて、アムウェイ活動を目指した僕に妻はついてきてくれました。(こんなバカ夫についてきてくれた嫁に感謝)
東京へ環境を移して、いろんなビジネスに取り組みました。
いろんな成功者にお金を投資しました。
家庭を養うために、フリーランスでは食っていけないのでとりあえず派遣社員をしながらアムウェイ活動をしました。
しかし、全く結果が出ずに、お金だけがどんどん減っていきました。
大手企業に正社員として勤めていたとは違い、派遣社員だとまずボーナスは出ません。ボーナスも出ないのに、アムウェイ活動では出費が重なります。東京だと家賃も7万円以上もします。
アムウェイ活動で、人に合うことすら躊躇するようになりました。
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ネットビジネスの専門会社に支払い借金
ここは先ほど書いたK株式会社の話なので、もう一度サラッと書きます。
アムウェイでうまくいなかった僕は、高額資金を払いネットビジネスへ足を踏み入れたのです。
元々、人を疑わない素直な性格だったので、インターネット上に書いてある情報は、ほとんど鵜呑みにしていました。今思えば、完全なる情報弱者ですね。
パッと見、嘘くさい情報でも、自分が経験したこともないことを嘘だと疑うのもどうかと思った ので、とにかく迷まず突き進みました。
妻からも援助してもらいました。
K株式会社に169万円を払い
■個別コンサルティング
■ライティングスキル向上の指導
■セミナー集客の指導
■ブログ運営の指導
■個人ブランディングの指導
などなど、ネットビジネスに必要なノウハウ・スキルを構築できるようスタッフから指導してもらいました。
その指導もあって、このようにワードプレスを立ち上げたり、動画編集をしたりすることも可能になりましたが、169万円は高すぎでしたね。
ここからが、借金地獄が始まります。
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借金の返済に追われる日々
一度借金をしてしまうと、返済のことが頭から離れなくなりました。
■来月、もしかしたらアパートを退去しなければならない
■お金が払えなくて自己破産するかもしれない
妻を苦しませないようにしっかりと結果を出さなければならない。
毎日が不安で、仕事から帰ってもパソコンに向かってネットビジネスに取り組んだのです。
しかし、ネットビジネスのスキルを学んだとしてもいろんな情報が錯乱し過ぎて、何を取り組んだらいいのか分からなくなりました。
ネットビジネスは、策略を立てて行動しないと結果が出ません。結果が出るとしても、少なくとも1~2年はかかります。
そして、借金返済日は近づいてくるので、焦りも倍増します。
株式会社Kはいろんなグループ会社と提携しているため、いろんなスタッフからLINE@やメルマガを通じて僕に情報に入れてきたのです。。
次から次へと別のビジネス、セミナーやイベントの紹介が来て、僕のメール受信箱やline履歴は情報のゴミでした。。
情報に誘導され作業は全く進まずに、気付けば借金は300万円までふくれあがってきました。。
ここで、ハッと気づいたのです。株式会社Kは情報をどんどん与えて、次の高額商品に繋げるために罠を仕掛けているだけだと。
企業としては「儲け」を得るためなのは当たり前と考えていたのでしょう。。
父の死をきっかけに福岡県へ
2017年03月、実家がある福岡で父が亡くなりました。僕が借金まみれの状態ということも両親は知っていました。
父は生前、僕の事を心配しており、心配させたままのお別れになってしまったのです。
父を安心させるため僕に残された道はただ一つだと考えました。
それは、「借金を返すために正社員のサラリーマンに戻ること」 です。
今までは、自分のやりたいことをやることだけを考えてました。いろんな成功者のセミナーや本から学んで、好きなように生きていく、というマインドを自分に落とし込んでいたのですが、現実はそううまくいきません。
やりたいことをやるまえにやるべきことを果たす。
僕は独り身ではなく家族がいますし、その責任を果たすべき だと考えたのです。
そして、生活コストのかからない福岡へ戻り、就職して借金を返すことが、まず僕がやるべきことだったのです。
借金をすることのメリット
借金をするということ自体は、世間ではとても悪いイメージです。これは、以前僕も思っていました。
しかしながら、30代前半で300万円の借金をすることでメリットもありました。
精神力が鍛えられた
僕は借金をすることによって精神力を鍛えることができたと実感してます。。
この精神力を得ることによって、ありとあらゆることに対して苦痛を感じなくなりました。
例えば、仕事中に生じる人間関係の問題や、責任がある仕事が自分に降りかかったとしても、何もプレッシャーを感じなくなったのです。
と自然に思えるようになったのです。
ちょっとしたことがこの上ない幸せと感じるようになった
借金を300万円をすることによって、生活面ではかなりの貧困生活を体験しました。しかし、それによって、ちょっとしたことでも、この上ない幸せだと思えるようになれました。
例えば、仕事帰りに財布を見た時に、100円玉が残っていればコンビニでお菓子が買えるので、空腹時だとすごく幸せに感じるのです。
しかし、借金の経験をしてなくて、当たり前の生活をしていれば、こんなことを感じることなく、贅沢な自分になっていたでしょう。
借金を返済中でも、衣・食・住の必要最小限の事さえできればそれで幸せと、きれいごと無しに思えるようになりました。
お金に対してシビアになれた
お金に対してシビアになることによって、無駄な出費を防ぐようになりました。
何不自由なく収入があると、気づいたらそのお金をいらないものに浪費して、家の中はモノであふれているという事態がありますが、我が家ではそれがありません。
必要なモノだけに投資(本やブログのサーバー代くらい)して、後は何に使うべきなのかを予算を立てて、お金を使えるようになると、月末が少し楽になります。
ブログを運営できるようになった
借金をすることによって、このメディアも管理できるようになりました。ブログからの収入としてはまだまだ月に10000円~20000円程度ですが、アフィリエイトやアドセンスからいただいています。
これは借金というリスクから、出来上がったものだと考えます。
何も借金がなかったら、リスクがなくて、
と、僕の性格上なっていたかもしれません。
ここまでのメディアに仕上がるためには、ブログの知識やライティングスキルを意欲的に取り入れ、実行したからこそ「形」になったわけです。
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借金をすることのデメリット
借金をすることのデメリットも当然あります。
いろんな人に迷惑がかかる
借金の金額にもよりますが、大体が一人で解決できることはありません。誰かに迷惑をかけることになります。
僕の場合も、金銭面で両親や妻、そして税理士さんや弁護士さんにも迷惑を掛けましたし、お金が回せないと誰かに頼る羽目になるのです。
よくインターネット上で、「借金からの脱出」「借金から抜けるためのコツ」という謳い文句がありますが、あれは誰かの助けがあったからこそ、言える言葉です。
借金を勧めて、高額塾を売りつけるようなセールスマンは、あなた自身のためなんて一ミリも思ってません。会社の利益のためです。 無理な金額なら、速攻で断りましょう。
万が一借金する必要があるならば、自分で解決できる範囲の金額で済ましましょう。
自分に余裕が無くなる
これは、本当に僕が人として反省するべき点なんですが、借金をすると自分に余裕が無くなります。
ちょっとした出費でもイライラしますし、人間としての「器」が小さくなっていくのです。
例えば、人に何かお祝いをする時や、感謝の気持ちを込めた贈り物をする時に躊躇します。。
僕の場合は、友人の結婚式に何度か呼ばれましたが、「一身上の都合」という理由で、出席を断ったことがあります。結婚式に参加するためには、ご祝儀、遠方ならば交通費がかかり、何とか負担を無くしたかったからです。
こんな惨めな思いをして、大切な友人に対して罪悪感を感じたので、お金って本当に大切だということを思い知らせられました。
人間としての「器」がなければ、当然ながら、ビジネスもうまくいきません。なぜなら、お金を運んでくれるのは、お客様、クライアントであり、他者にベクトルを向ける余裕がなければ、お金を稼ぐことができないからです。
まとめ
これまでに、僕の借金するまでの経緯、借金に関するメリット、デメリットについて述べました。
借金には良い面もあり、悪い面もあります。
僕自身は授業料は高かったですけれど、早いうちから、世の中の経済の流れというものを学んだので非常に良かったと思っています。
と経験できたので、普通の会社員よりは経営目線で会話をすることができます。
リスクを負うことは誰もが怖いです。
どうしても怖いのならば、リスクを負わずに時間をかけてコツコツと収益を図ることだってできます。これもインターネットが普及したからこそできることですね。
僕はリスクを背負ったからこそ、いろんな経験をすることができ、追い込むことができました。結果として、負担が大きすぎて返済困難になりましたが、「債務整理」という方法を知って何とか生活できています。
僕と同じように、借金を背負って一人で悩みを抱えているようなら、まずは司法書士や弁護士に相談してみてください。
きっと、あなたの役に立ってくれるでしょう。
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